都心でリゾート「アマン東京」

南向きの部屋からは東京タワーやレインボーブリッジがキレイ。
 

コロナの影響でクローズしていたアマン東京が8月1日に再開。期間限定の15時チェックイン、翌日の18時チェックアウトというのんびりステイプランを利用してみました。エレベーターをあがると天井の高いロビーが出現。壁の石の黒、木の茶色に空の青さが加わった色のコントラストがきれい。この素材の色味がホテル全体のトーンになっていて、落ち着いたリゾート感を醸し出しているようです。香港やシンガポールのホテルに滞在しているみたいです。部屋はシンプルでゆったり。必要な機能だけ置きましたという感じで、海外から見た「禅」というイメージかもしれない。エントランスで靴を脱いでフローリングの感触が気持ちいいです。果たして27時間も何をする?という感じでしたが、本を読んだり、ビデオをみたり、プールで泳いだり。あっという間のひと時でした。プールはコロナの影響で8人だけ。ちょっと真面目に泳いでしまいました。


サカキ(デザイナー):シンプルなデザインだったね。

ユキ(心理学者):海外から見た「日本らしさ」「禅」っていう感じだった。シンプルだけど広い、大きいね。

サカキ:シンプルということでいえば修禅寺の「あさば」も無駄なものを削ぎ落としたシンプルさがあったね。

ユキ:そう、でもシンプルさでも日本と海外の違いがあるのかも。あさばはコージーで心が落ち着く感じ。大きさも広さも心地良くて地に足がついた感じだったな。お茶を飲んでほっと一息っていうふうに。一方アマンは空間の大きさもあるのか心が開放的な気持ちになれる。

キングサイズのベッド。手前はスイッチでテレビが出現する。


サカキ:そうそう、あさばは心が癒される、ほっとする感じがあるよね。一方アマンは同じリラックスでもやるぞー!って感じかな。

ユキ:アマンは何もとらわれない、自由な発想が浮かんでくるね。前提条件とかも忘れて新しい発想を生む。

サカキ:このコロナにおいては、まずあさばで疲れた心を癒し、アマンでこれからの未来像を描くのがいい順番かもしれないね。

ベッドよりも一段低くなっているリビング部分。窓際のソファも気持ちいい。


ユキ:あとアマンはスタッフの人のコミュニケーション能力が高いね。

サカキ:どういうところで感じた?

ユキ:何かに一言加えることが次の会話をつなぐ。本当に滞在を楽しんでほしいんだなっていう気持ちが伝わってくる。

サカキ:なるほどー。そういうところが都会なのにリゾートにきた気持ちになるのかもね。

ユキ:スタッフに心の余裕がないとなかなかできないね。

サカキ:大手町は週に何回も仕事で来るけれど、ほんとリラックスできたなぁ。いつもは冷や汗なのに...。

外から丸見え?バスソルトの香りでよりリラックスできる。
カウンターにはボウルが2つ。アメニティは引き出しに。
ダイニングは部屋と同じ広さ。
コンロはないものの、ケータリングでプライベートダイニングも楽しめそう。
引き戸を開けるとお仕置き部屋のようなデスクが出現。
キッチンからダイニングをのぞむ。
エントラスロビー。正面の木の下は水。間違えて座る人もいるらしい。(そのためのタオルも用意されている)
廊下もシンプル
和朝食。セレクトが多い洋食に比べて、和食はご飯かお粥か、ほうじ茶か緑茶かの二択のみ
ビルの上層部に