HOKKAIDO CAMPING 2026
キャンピングカーの旅も今回で第3弾。
第1弾は2020年、北海道の利尻・礼文へ「雲丹」を求める旅。初めてのキャンピングカー、初めてのフェリー、しかもバックで乗船。旅というより、もはや実技試験でした。第2弾は2023年、九州一周の「肉」の旅。肉は最高、道はアップダウン。こちらの気持ちも胃袋も、なかなか揺さぶられました。
そして今回のテーマは「森」。5歳と2歳を連れて、北海道・富良野・十勝へ。新千歳空港でキャンピングカーを借りて、富良野、旭川、帯広・十勝をめぐります。さて、森を味わう旅になるのか、子どもに振り回される旅になるのでしょうか。。。
今回借りたのは、TOYOTAハイエースベースの7人乗り。前回のトラックベースに比べると、運転はかなり普通車に近く、ひと安心。とはいえ、北海道の横風はなかなかの迫力です。車はフラフラ、手には汗、後ろには長い車列。すみません。こちら、まだまだキャンピングカー研修中です。
北海道のゴールデンウィークは、夜になると気温0度近く。然別湖のあたりでは、湖がまだ凍っていました。美しい景色を見ながらも、頭の中では「対向車が来ませんように」と祈るばかり。自然を感じるというより、自然に試されている気分です。
夜はキャンプ場でBBQ。ホタテ、アスパラ、牛肉、キンキ。愛別町では名産のキノコもいただきました。やっぱり、その土地で食べる、その土地のものは強い。これは地域資源の体験価値としても非常に重要です。と、言いながら、ただ美味しく食べています。
北海道といえば、やっぱり「うに」。地元の日本酒がすすみます。これも地域文化の研究です。たぶん。
焚き火にも挑戦です。キャンプといえば焚き火。でも、なかなか火がつかない。ついてもすぐ消える。子どもたちは「中に入ってるね」と、車内でぬくぬく。親だけが外で火と格闘。ようやく火が安定した頃には、子どもたちは夢の中。カッコ良くさっと火を起こす自己イメージがガラガラと崩れてゆきます。(次の日からは子ども達が小枝を拾ってきてくれてちょっとマシに)
六花の森では、「花柄包装紙館」へ。六花亭のお菓子には、こんな世界観があったのかと驚きました。草花、包装紙、建物、森。ブランドが商品だけでなく、風景や記憶まで含めてつくられていることを実感します。結果、ショップでお菓子をひと通り買ってしまいました。
いよいよ「十勝千年の森」へ。日高の山々を背景にした広大な風景は、やはり北海道ならでは。ダン・ピアソンさんのメドウガーデンは、少し季節が早かったようで、彩りはこれから。今日はただただ寒い。でも、完成された景色だけでなく、途中の季節を見るのもまた学びなのかもしれません。
お昼は行く先々で美味しいものをチェック。こちらはおじさんが一人でせっせとピザを焼いている帯広の「TUKA」。10年前に来てまた食べたかったフワフワもちもちのピザ生地。いかんいかん、早く食べないと子どもに全部食べ尽くされる!
そして帯広のソウルフードと言われる「インディアンカレー」テイクアウトは自宅の鍋で持ってかえるらしい。
帯広の最後の夜は外食に。レストラン「マルヨンヌ」の一品。紅!紅!紅!エゾジカにビーツ。ワインペアリングも絶妙。東京からわざわざ来る人もいるのもわかるね。
キャンピングカー生活にも、少しずつ慣れてきました。子どもは毎晩のようにベッドから落ちて泣いていましたが、最終日近くには、落ちてもそのまま寝ていました。人間は成長する。親も、車も、荷物も、少しずつ最適化されていく。荷物を積んだまま移動できる。家族ごと動ける。疲れたらすぐ寝られる。そして、キャンピングカー同士ですれ違うと、手を挙げて挨拶する。ちょっとした仲間感があるのもとてもいいです。
キャンプ場では、台湾から来た人にお茶とお菓子をもらい、アムステルダムから来た家族にビールをもらい、子どもたちはお兄ちゃんたちに遊んでもらいました。キャンピングカーでの旅は、移動する生活であり、偶然のコミュニケーションの場でもあるのだと思います。森、食、移動、家族、地域、ブランド、偶然の出会い。
ああ、次はどこに行こうかなぁ。